こんにちは。社会・国語担当の鈴木智久です。 

大型連休が明けたこの時期、毎年同じように桐光に来る中学生の様子が少し変化してきます。 

3月~4月は、春休みがあり、部活もそれほど本格的な活動をしていないことが普通なので、時間的に余裕があって、それが気持ちの余裕につながっていたと思います。精神面だけでなく、肉体的にも余裕があった。ところが、この時期になると、学校生活が忙しくなってきて、気持ちの面でも、身体の面でも、余裕がなくきつくなってくる。そうしたしわ寄せが、桐光に来ている時間にくるのでしょう。先月まで、元気にはつらつと勉強していた子が、ひどくしんどそうに問題を解いていたり、何とか苦手を克服しようと頑張っていた子が、急に「無理」「わからん」と言い始めたりします。 

「無理」と言ってしまえば、そこで思考停止。もう何もやる必要はなくなり、しんどい思いからも解放されます。つまり、こうした消極的な発言は、本人のやる気をどんどん削いでいくことになるのですね。 

「勉強がしんどいのは頑張っている証拠」という言葉もあります。しんどくても、子供たちが勉強に気持ちが向くように、子供たちの状況に応じて、声をかけていきます。